姿の見えない足音

以下は、2025年7月15日にX上であるユーザーが投稿していた内容の一部である。
現在そのアカウントは削除されており、ログも残っていない。

7月15日 22:40
東京観光初日、いきなり迷子。
いつのまにか薄暗い通路に迷い込んでしまったんだけれども。

7月15日 22:43
壁に変なマークが描かれた紙が貼ってある。
ほんとにここどこ?

7月15日 22:47
全然道が分からない。どうやって帰ればいいんだ……。
おっさんの癖に飲み過ぎたのがいけない。大反省。

7月15日 22:50
なんでかわかんないけどめっちゃ寒いし、 通路がびしょびしょに濡れてて滑りそうで怖い。

7月15日 22:55
後ろの方から音がする。笛?太鼓?
なんか祭囃子みたいな……でもこんな時間に?
振り返っても人影すら見えないけど、酔いすぎて幻聴聞こえてる?

7月15日 22:59
やっぱり聞こえる。
遠くじゃなくて、近づいてきてる。
幻聴じゃない。ぜったいに。

7月15日 23:03
足音まで聞こえてきた。
ぴちゃ、ぴちゃって水を踏む音。

7月15日 23:04
やばい。もう真後ろ。
怖い。誰か……

 

管理人メモ
この投稿を最後にアカウントの更新は止まっており、以降この人物の足取りは不明である。
薄暗い場所に迷い込み、 祭囃子を聞いた直後に失踪したという点から、彼もまた桶地下に迷い込んでしまった可能性が高い。もしそうなら、彼が投稿した謎のマークはどんな意味があるのだろうか。もしかすると、最後に彼を襲った何者かに関係しているのかもしれない。